”千代田での丁寧な暮らし”を話そうワークショップ

by 管理者
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メッセージ

効率であること、便利であることが優先される都会の中で、一見相反するように見える「丁寧な暮らし」について、一緒に考えてみませんか。 マンション世帯が多数をしめ繋がりが希薄になりがちな都市での暮らしは様々な問題もありますが、そこに暮らす人々が、限られた自然を豊かに感じ、人との繋がりを愛しく思う意識を持つことができると、ハードでは解決できない難しい問題も、緩やかにですが、解決できる道筋がみえてくるのではないでしょうか。
黛 茜さん

ACTIVITY

終了しました!

開催レポートはこちらからご覧ください。
https://urbanist-chiyoda.net/4476/

第2回 豊かな五感が導く丁寧な暮らし
効率化や合理化が「善」とされがちな世の中で、バランスをとる意味でも、自分の足元を見つめるような時間がとても大切になってきているように思います。忙しい毎日、いつか時間ができたらと諦めがちな「丁寧な暮らし」ですが、時々丁寧を意識する、それだけで、何気ない日々にもテンポが生まれ、情緒豊かに暮らすことができるのではないでしょうか。

第1回では「効率化(プロセスにかかる労力と時間を最小化すること)は豊かな暮らしに繋がったのか。」というテーマで、暮らしにおける様々なプロセスを大切にすることの可能性を『時間』という視点から考えました。

そして今回は、「豊かな五感が導く丁寧な暮らし」というテーマを、触覚(肌感・触り心地)にスポットを当てて考えます。

ゲストに区内でマッサージサロンを営む辻田祥子さんを迎え「『触れる日々』がくれた心と身体と暮らしの変化」と題し、自身の身体の声をきくことの大切さを中心にお話を伺います。
また、千代田区神田錦町にある「紙の専門商社」株式会社・竹尾のファインペーパーの中から、異なる質感の10枚の白い紙をセレクト、それらを実際に見て触れて、違いを体感、また、それぞれに付けられた素敵な名前(波光・風光・サーラコットン等)を意識して触れることで、感覚がより豊かになっていくことを実感して頂きます。

ゲストのお話、体験を通じて感じたこと、そして、皆さんの推しの肌感や忘れられない触れた思い出などを対話でシェアしながら、最後には「経済的な豊かさが心の豊かさになぜスムーズに繋がらないのか。」という問いをともに考えます。

日時:2023年7月23日(日) 10:00~11:30(予定)
会場:一番町周辺
(参加者登録頂いた方には詳細をご案内します)
定員:15名(先着順)
プログラム:

1.ゲストトーク「『触れる日々』がくれた心と身体と暮らしの変化」
ゲスト・辻田祥子さん(アロマティックリンパドレナージュセラピスト)
2.「意識的に触れる体験」
~風合い豊かな『竹尾』の紙に触れ、付けられた名前とともに、その肌ざわりを丁寧に感じてみよう~
3.対話「経済的な豊かさが心の豊かさにスムーズ繋がらないのはなぜか。」

主宰からのメッセージ:

○黛茜さん
コロナ禍、何気ない暮らしの中に心満たされる瞬間が度々訪れていたことに気付いた方も多いのではないでしょうか。世界再び勢いよく動き始めました。叫ばれる効率化や求められる生産性…そう、丁寧に暮らしている暇なんてないのです。でもそんな時代だからこそ、足元の暮らしに思いを巡らせることで、心の豊かさを手離さずに生きていくヒントが見つかるのではないでしょうか。
丁寧のその先にある豊かさを、皆さんとともに考えられたらと嬉しいです。
第1回では「効率化(プロセスにかかる労力と時間を最小化すること)は豊かな暮らしに繋がったのか。」というテーマで、暮らしにおける様々なプロセスを大切にすることの可能性を『時間』という視点から考えました。

第2回は、「豊かな五感が導く丁寧な暮らし」というテーマで、触覚(肌感・触り心地)にスポットを当てて考えます。

丁寧な暮らしを考えること自体に、目的やゴールはありませんが、知的欲求を満たせるフランス文化でいうところのサロン的な場となること、暮らしという誰もが営むキーワードをきっかけに区民の新たな出会いの場となること、そして、正解ない問いをただただ皆でともに考えることを楽しみ、豊かな人生のあり方について思いをめぐらせることのできる場となれば、と思っています。

Story

結婚した当時、私の肩書はワインショップの店長でした。日々何本ものワインを試飲し美味しさのバリエーションをストック、お客様が言葉で伝えてくれる嗜好をコミュニケーションする中でとらえ、自分のストックの中からこれだ!というものをおすすめする。美味しさへの共感でお客様と繋がることができる日々はとても充実したものでした。しかし、子どもを授かったことがわかると、当たり前ですがアルコールは厳禁、毎日が二日酔い状態のつわりも加わり、一滴だって飲みたいとは思えなくなってしまいました。出産を控え、家庭に軸足を置いた生活にシフトしたのは当然のことだったと思います。

あれから10年。今では、家庭という場を整え創造する、暮らしの全部が実はとてもクリエイティブでやりがいがあることと感じています。そして、効率的ではないために顧みられなくなった暮らしのなかの些事に、今の時代を豊かに暮らし、生きるヒントがあるのでないかと考えるようになりました。暮らしの中の小さな安心が子ども達の成長には欠かせない、ということも感じます。

コロナ禍、日々の暮らしについて考えた方も多いのではないでしょうか。何気ない暮らしの中で心満たされる瞬間が幾度も訪れている、そんな実感はありませんか。

忙しい毎日、その速度を変えることは難しいかもしれません。でも、暮らしの中で度々訪れている幸せな瞬間を見のがすことなく、手放さず、堪能できれば、いつもの暮らしに新たなテンポが刻まれ、流れるように過ぎていた暮らしをしっかり捕まえられるかもしれません。

Report

第1回ワークショップの開催レポートはこちらか
https://urbanist-chiyoda.net/4155

【開催概要】
忙しい毎日。「時々の丁寧」がくれる豊かな時間について一緒に考えましょう!
日時:2023年1月28日(土) 10:00~11:30  
会場:PASSAGE(神保町)3階
https://passage.allreviews.jp/
※PASSAGEは、神保町にある一棚一棚に店主がいる共同書店です。

主宰からのメッセージ:
○黛茜さん
3歳の娘は手間をかけ作ったご飯に限って食べてくれず、きれいな味が好きな小学生の息子は腹がたつほど(笑)味に敏感で、主人は忙しく動き回る私を横目にゆったりコーヒーなんか飲んじゃったりして、「もうなんなのよー!(怒)」と心の中で叫びまくっているバタバタな毎日ですが‥‥丁寧な暮らしが与えてくれる豊かな時間が私には欠かせません。だからバタバタな毎日の中でも諦めず、執念深く、要所要所でできる丁寧を探し実践してきました。忙しい=丁寧は無理〜、と思っている方は、いつか時間ができたらと諦めがちですよね。でも、丁寧な暮らしはちょっとしたことから始められます!効率や利便性が求められる今の時代だからこその「丁寧な暮らし」、一緒に考えてみませんか。

○道井いくこさん
自身を振り返ってみても時間はあっという間に過ぎていってしまいます。大変だけど、10分でも呼吸を整える時間を作ることは自分にも家族(周りの人)にものちに大切なことになると思います。
みんなで「丁寧」な時間の大切さ考えてみませんか。

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