6/9開催 ”千代田での丁寧な暮らし”を話そうワークショップ

by 管理者
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メッセージ

効率であること、便利であることが優先される都会の中で、一見相反するように見える「丁寧な暮らし」について、一緒に考えてみませんか。 マンション世帯が多数をしめ繋がりが希薄になりがちな都市での暮らしは様々な問題もありますが、そこに暮らす人々が、限られた自然を豊かに感じ、人との繋がりを愛しく思う意識を持つことができると、ハードでは解決できない難しい問題も、緩やかにですが、解決できる道筋がみえてくるのではないでしょうか。
黛 茜さん

ACTIVITY

第4回~『子どもの眼差しが教えてくれること。』

加速化する社会では、効率化や合理化が「善」とされがちですが、バランスをとる意味でも、自分の足元をみつめるような時間が大切になってくるように感じます。
誰もが営む「暮らし」をキーワードにすることで対象を広げ、区民の新たな出会いの場となること、そして、答えのない問いを考えることを通じて他者と関わり、互いの違いを楽しみ、自分なりの豊かな人生のあり方について思いをめぐらせることのできる場になれば、と思っています。

第4回は、「子どもの眼差し」をテーマに考えます。日常のささやかな出来事も、子どもの目には、心には、きっと鮮やかにうつっているはず。子どもがとらえた日常の景色をヒントにしながら、「子どもの心を持ち続けることは難しいことなのだろうか?」という問いにも思いを巡らせたいと思います。

日時:2024年6月9日(日曜日)10:00~11:30
会場:一番町周辺
(参加者登録頂いた方には詳細をご案内します)
定員:10名(先着順)
お申込み:以下フォームよりお申込みください。
https://forms.gle/xBDr8xNAksXSwrcs5

プログラム:
プログラム 第1回は「効率化(プロセスにかかる労力と時間を最小化すること)は豊かな暮らしに繋がったのか」という問いをきっかけに、暮らしにおける様々なプロセスを大切にすることの可能性を『時間』という視点で考えました。

第2回は「自分の身体感覚・五感を丁寧扱うことで、何気ない日常も情緒豊かに暮らせるのではないか。」というテーマを『触れる』ということにスポットをあて考えました。

第3回は「異なる文化や言語をもつ人々が、固有の背景を保持しながら、同じ場所で共に暮らすことは難しいことなのだろうか」という問いをきっかけに、様々な違いに丁寧に柔らかく向き合うことはできないかを『想像する』というキーワードで紐解きました。

今回は、子どもの居場所作りや不登校親の会などに取り組んでいる、松本典子さん(Colorful LABO((カラフルラボ)) 代表)と、我が子の視点に助けられたという経験を持つ松澤美千代さんのお二人をお迎えしてのゲストトークを中心に「子どもの心を持ち続けることは難しいことなのだろうか?」という問いについて考えます。

1.プロローグ
今日の一冊(一本)映画『Perfect Days』

2.自己紹介
※今回はひとりでも多くの方に「暮らし」について考えて欲しい、という思いで作成した『暮らしを考えはじめる10の質問』を使っての自己紹介を予定

3.ゲストトーク~
ゲスト・松本典子さん(Colorful LABO(カラフルラボ)代表)、松澤美智代さん

4.対話
「子どもの心を持ち続けることは難しいことなのだろうか?」

プログラムについて:
第18回ちよだジュニア文学賞・受賞作品「弟」。病気を持って生まれた弟との生活を姉である作者はどのようにみていたのか。深い洞察にみちたこの作品を味わい、ゲストトークを通して「子どもの眼差し」だからこそ見える世界の豊かさを考えます。そして、「子どもの心を持ち続けることは難しいのだろうか?」という問いを考えながら、大人になるということと引き換えに知らず知らずに失っている多くの事柄についても思いを巡らせます。

黛さんからのメッセージ:
加速化する社会にあって、突然、立ち止まることを余儀なくされたコロナ禍でしたが、何気ない日常の中に心満たされる瞬間があることに気付いた方も多いのではないでしょうか?
効率化や合理化が激しく進む時代だからこそ、足元の暮らしに思いを馳せ、自分自身を深く理解し、個々のモノサシを確かなモノにすることで、自身が求める豊かさを手放さずに生きていくことができるのではないでしょうか。
心を癒してくれるような豊かな自然環境に恵まれず、また、人との繋がりも希薄になりがちな都市での暮らしにおける様々な問題は、そこに暮らす人々が、限られた自然を豊かに感じる意識や緩やかな人との繋がりを持てた時、はじめて解決へむかっていくのではないかと思っています。

Story

結婚した当時、私の肩書はワインショップの店長でした。日々何本ものワインを試飲し美味しさのバリエーションをストック、お客様が言葉で伝えてくれる嗜好をコミュニケーションする中でとらえ、自分のストックの中からこれだ!というものをおすすめする。美味しさへの共感でお客様と繋がることができる日々はとても充実したものでした。しかし、子どもを授かったことがわかると、当たり前ですがアルコールは厳禁、毎日が二日酔い状態のつわりも加わり、一滴だって飲みたいとは思えなくなってしまいました。出産を控え、家庭に軸足を置いた生活にシフトしたのは当然のことだったと思います。

あれから10年。今では、家庭という場を整え創造する、暮らしの全部が実はとてもクリエイティブでやりがいがあることと感じています。そして、効率的ではないために顧みられなくなった暮らしのなかの些事に、今の時代を豊かに暮らし、生きるヒントがあるのでないかと考えるようになりました。暮らしの中の小さな安心が子ども達の成長には欠かせない、ということも感じます。

コロナ禍、日々の暮らしについて考えた方も多いのではないでしょうか。何気ない暮らしの中で心満たされる瞬間が幾度も訪れている、そんな実感はありませんか。

忙しい毎日、その速度を変えることは難しいかもしれません。でも、暮らしの中で度々訪れている幸せな瞬間を見のがすことなく、手放さず、堪能できれば、いつもの暮らしに新たなテンポが刻まれ、流れるように過ぎていた暮らしをしっかり捕まえられるかもしれません。

Report

■第3回ワークショップの開催レポートはこちらから
https://urbanist-chiyoda.net/4920/

【開催概要】
第3回 違いを『想像する』優しさのある暮らし
日時:2023年12月10日(日) 10:00~11:30
会場:一番町周辺
プログラム:

プログラム:
1.プロローグ
・自己紹介
・本の紹介『ムラブリ 文字も暦も持たない狩猟採集民から言語学者が教わったこと』
ゲスト:伊藤雄馬さん(言語学者)

2. ゲストトーク
「『想像すること』で穏やかに開かれる暮らし」
 ゲスト・林(津田)麻美さん(日本語教師)

3. ブレイク~想像の達人になろう♪
プロローグで紹介予定の『ムラブリ』。その部族が話すムラブリ語は21世紀中に消えゆく言語の一つとされています。特徴的なムラブリ語の響きを個々で想像した上で実際の響きを聞くことを通して、想像する楽しさを体験しましょう。

4.対話
「異なる文化や言語をもつ人々が、固有の背景を保持しながら、同じ場所で共に暮らすことは難しいことなのだろうか」

主宰者の黛さんからのメッセージ:
効率化や合理化が「善」とされがちな世の中で、バランスをとる意味でも、自分の足元をみつめるような時間が大切になってくるように感じています。丁寧な暮らしを考えること自体に、目的やゴールはありませんが、知的欲求を満たせるようなフランス文化でいうところのサロン的な場となること、暮らしという誰もが営むキーワードをきっかけに区民の新たな出会いの場となること、そして、答えの出ない問いをただただ皆で考えることを楽しみ、豊かな人生のあり方について思いをめぐらせることのできる場となれば、と思っています。

コロナ禍、何気ない日常の中に心満たされる瞬間があることに気付いた方も多いのでは。効率化や合理化が激しく進む時代だからこそ、足元の暮らしを真剣に考えることで、心の豊かさを手放さずに生きていくことができるのではないかと思っています。また、マンション世帯が多数をしめ繋がりが希薄になりがちな都市での暮らしにおける様々な問題は、そこに暮らす人々が限られた自然を豊かに感じる意識や緩やかな人との繋がりを持つことで、ハードでのアプローチが難しい問題も、解決への道筋がみえてくるのではないかと思っています。

第1回は「効率化(プロセスにかかる労力と時間を最小化すること)は豊かな暮らしに繋がったのか」という問いをきっかけに、暮らしにおける様々まプロセスを大切にすることの可能性を『時間』という視点で考えました。
また、第2回は「自分の身体感覚・五感を丁寧扱うことで、何気ない日常も情緒豊かに暮らせるのではないか。」というテーマを『触れる』ということにスポットをあて考えました。

第3回は、ゲストに林(津田)麻美さん(日本語教師)をお迎えし、異なる文化や言語に接する機会の多い昨今の日常生活、様々な違いに丁寧に、柔らかく向き合うことはできないのかを『想像する』というキーワードで紐解いてみます。また『想像する』ということ自体がいかに豊かなことであるかについてもあわせて考えてみたいと思います。

■第2回ワークショップの開催レポートはこちらから
https://urbanist-chiyoda.net/4476/

【開催概要】
第2回 豊かな五感が導く丁寧な暮らし
日時:2023年7月23日(日) 10:00~11:30
会場:一番町周辺
プログラム:
1.ゲストトーク「『触れる日々』がくれた心と身体と暮らしの変化」
ゲスト・辻田祥子さん(アロマティックリンパドレナージュセラピスト)
2.「意識的に触れる体験」
~風合い豊かな『竹尾』の紙に触れ、付けられた名前とともに、その肌ざわりを丁寧に感じてみよう~
3.対話「経済的な豊かさが心の豊かさにスムーズ繋がらないのはなぜか。」

主宰からのメッセージ:
○黛茜さん

コロナ禍、何気ない暮らしの中に心満たされる瞬間が度々訪れていたことに気付いた方も多いのではないでしょうか。世界再び勢いよく動き始めました。叫ばれる効率化や求められる生産性…そう、丁寧に暮らしている暇なんてないのです。でもそんな時代だからこそ、足元の暮らしに思いを巡らせることで、心の豊かさを手離さずに生きていくヒントが見つかるのではないでしょうか。
丁寧のその先にある豊かさを、皆さんとともに考えられたらと嬉しいです。
第1回では「効率化(プロセスにかかる労力と時間を最小化すること)は豊かな暮らしに繋がったのか。」というテーマで、暮らしにおける様々なプロセスを大切にすることの可能性を『時間』という視点から考えました。

第2回は、「豊かな五感が導く丁寧な暮らし」というテーマで、触覚(肌感・触り心地)にスポットを当てて考えます。

丁寧な暮らしを考えること自体に、目的やゴールはありませんが、知的欲求を満たせるフランス文化でいうところのサロン的な場となること、暮らしという誰もが営むキーワードをきっかけに区民の新たな出会いの場となること、そして、正解ない問いをただただ皆でともに考えることを楽しみ、豊かな人生のあり方について思いをめぐらせることのできる場となれば、と思っています。


■第1回ワークショップの開催レポートはこちらから

https://urbanist-chiyoda.net/4155

【開催概要】
忙しい毎日。「時々の丁寧」がくれる豊かな時間について一緒に考えましょう!
日時:2023年1月28日(土) 10:00~11:30  
会場:PASSAGE(神保町)3階
https://passage.allreviews.jp/
※PASSAGEは、神保町にある一棚一棚に店主がいる共同書店です。

主宰からのメッセージ:
○黛茜さん
3歳の娘は手間をかけ作ったご飯に限って食べてくれず、きれいな味が好きな小学生の息子は腹がたつほど(笑)味に敏感で、主人は忙しく動き回る私を横目にゆったりコーヒーなんか飲んじゃったりして、「もうなんなのよー!(怒)」と心の中で叫びまくっているバタバタな毎日ですが‥‥丁寧な暮らしが与えてくれる豊かな時間が私には欠かせません。だからバタバタな毎日の中でも諦めず、執念深く、要所要所でできる丁寧を探し実践してきました。忙しい=丁寧は無理〜、と思っている方は、いつか時間ができたらと諦めがちですよね。でも、丁寧な暮らしはちょっとしたことから始められます!効率や利便性が求められる今の時代だからこその「丁寧な暮らし」、一緒に考えてみませんか。

○道井いくこさん
自身を振り返ってみても時間はあっという間に過ぎていってしまいます。大変だけど、10分でも呼吸を整える時間を作ることは自分にも家族(周りの人)にものちに大切なことになると思います。
みんなで「丁寧」な時間の大切さ考えてみませんか。

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