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「世代を超えた心身の健康づくり」「スポーツをきっかけとしたコミュニケーションから始まるまちづくり」を目指し、2023年1月29日(日)、3月4日(土)に、4つの活動の合同体験会を開催しました。
当日は、乳児からシニアまでの老若男女、多様な参加者20名が集まり、世代を超えて4つ(第1回は3つ)の活動を一緒に体験し、交流しました。
1)活動紹介
はじめに、それぞれの活動の紹介を行いました。
2) 和ぐるみ作品づくり
続いて、三陸の支援から始まった「和ぐるみ」を活用した、大妻女子大学食育ボランティアグループ「ぴーち」による「和ぐるみ作品づくり」を体験しました。「ぴーち」の女子学生の皆さんにリードいただきながら、大人も子どもも楽しみながら作品をつくり、その後のボッチャの応援などに利用する姿も見られました。「ぴーち」では、埋もれた地域資源としての和ぐるみを買い取って活用することが支援につながる、という震災後に始まった取り組みを継続して実施しています。
空き時間には、小さなお子さんたちがコロコロを使って点数を競うゲームをする姿もありました。
3)エスコートダンス
続いてのプログラムはエスコートダンスです。「ぴーち」のスタッフも、ボッチャのスタッフも参加者として輪に加わり、エスコートダンスを体験しました。
参加者同士のペアで手と手を取り合って、エスコートを交えてコミュニケーションを深めます。
4)ボッチャとウォーキングサッカー
続いて、1回目(1月29日)はボッチャ、2回目(3月4日)は、コートの半面ずつを使って、ボッチャとウォーキングサッカーを交代制で体験しました。
【ボッチャ】
千代田区立障害者福祉センターえみふるの皆さんが、ミニコートを持ち込み、セッティング下さいました。小さなお子さんから大人まで、チーム戦を楽しみながら、ボッチャを体験しました。
【ウォーキングサッカー】
第2回合同体験会では、上智大学公認サークルSircle(シャクル)の皆さんによる、ウォーキングサッカーの出前体験講座もありました。簡単なルール説明のあと、ゲームにトライ。小さなお子さんから高齢の方まで、「走らない」「体をぶつけない」サッカーを楽しみました。
【参加者の声】
【実践してみての気づきなど】
○一般社団法人エスコートダンス協会 野口幸代さん
合同でやることで、ダンスに興味がなかった・苦手意識を持っている人も、一体感をもって楽しんでくださった。第2回に向けて、「ぴーち」(和ぐるみカスタネットとダンス)のコラボレーション企画のアイデアも生まれた。
○千代田区障害者福祉センターえみふる 堀田徹さん
えみふるでボッチャの公開講座を講師を招聘して開催しているが、今回はえみふるの職員が講師を務めた。大人の障がい者支援がメイン業務であるえみふるの講座であるため、多世代に広がらないことが課題だったが、今回は合同体験会の機会をいただき、小さなお子さんにも参加していただいた。
○大妻女子大学食育ボランティアグループ「ぴーち」 堀口恵美子先生
ダンス、ボッチャとも、それぞれ単独でやっていることは目にしていたが、一緒にやることで、参加のハードルが下がった。「心と体の健康づくり」という共通目標に向かって楽しんでいきたい。
○上智大学公認サークルSircle(シャクル) 遠藤駿介さん(ウォーキングサッカー)
自分たちのグループだけでは届かない方々に来ていただくことができた。集まる人数、年齢層の多様な方々に参加いただくことができた。シャクルの単独開催であると、サッカーの好きな人、上智大学の関係者になってしまう。一番興味があるものは人それぞれだと思うが、「すべての活動に参加する」合同体験会としたことで、ウォーキングサッカーをいろいろな方に体験いただくことができた。今後は、上智のグラウンド開催だけでなく、自分たちで出前する講座を開催していきたい。